木又工務店 棟上げの俯瞰写真

SHOWCASE.06 地域に根ざす大工工務店の
「かっこよさ」を再定義。
ブランドを体現する棟梁が建てる木の家と
大工職人の価値を正しく伝える。

株式会社 木又工務店
コーポレートサイトリニューアル

  • 株式会社 コーポレートサイトトップページ画像
Client
株式会社 木又工務店
Category
大工工務店
Experience
価値の深掘り、ターゲット規定、トーン&マナー規定
コンテンツ制作/コピーライティング/WEB制作/撮影/インタビュー
URL
https://kimata1975.com/
  • CRITICAL CREATIVE & INSIGHT
    地域に根ざす大工工務店にふさわしい
    「かっこいいサイト」の定義。

    木又工務店は、大阪府四條畷市に創業して50年を迎える、親子二代続く大工工務店です。昔ながらの大工の伝統技術と最新技術を適材適所に活かした、木の家づくりにこだわっています。
    使用する材木は、棟梁自らの目利きで市場から仕入れて、家づくりにもっとも適した状態になるまで自社で乾燥させたもの。その材木を使って、棟梁が一から育てた「木又流」の職人たちと共に家を建てます。
    木が本来持つ力を最大限に引き出した家はなんとも心地よく、一年を通して快適に過ごせます。建てておしまいではなく、職人の手を入れながら安心して長く暮らせる家づくりを通じ、一生のお付き合いを大切にしている大工工務店です。

    木又工務店の二代目であり棟梁である木又誠次氏からのご依頼は、「かっこいいコーポレートサイトにリニューアルしてほしい」というもの。従来のサイトに大きな不満はないものの、最初の構築から時間も経ち、デザインの古さが気になり始めたとのことでした。
    木又氏のおっしゃる「かっこいい」とはどういったものなのか、「木又工務店らしさ」とは何なのか。本質を炙り出すためにヒアリングを何度も重ねながら、リサーチを並行して進めてわかったのは、木の家が好きで大工が好きで、地域のために奔走してきた、木又氏の愚直なまでの姿勢でした。

  • 木又工務店の兄弟子から指導を受ける大工職人の写真
  • 木又工務店の大工職人が手刻みで木材を加工している写真
  • 木又工務店の棟梁が見習い大工に指導している写真
  • 木又工務店の棟梁が愛用している墨壺・墨さしの写真
  • PURPOSE
    木又氏そのものが一つのブランド、大工の生き様をWebサイトで表現する。

    2018年に発生した大阪府北部地震により、地元・四條畷神社一の鳥居の一部が損壊。崩落の危険が生じたため解体撤去されました。地域のシンボルだった鳥居がなくなってしまい寂しがる声が多い中、木又氏は個人で1千万円借金して奈良の吉野桧の丸太を購入。募金を募りながら鳥居を再建しています。
    木又氏のこのようなエピソードは枚挙にいとまがなく、氏の考え方と行動がすでに「木又工務店」という一つのブランドを体現していると考えました。自社の事業拡大や経営戦略の話よりも、大工という仕事の面白さや木の家のこだわりについて話している方が楽しそうな木又氏のサイトだからこそ、ただ見た目をかっこよく整えるのではなく、氏の熱意をそのまま表現した方がいいと考えました。そして、その熱意に共感できる施主様をターゲットにするべく、コンテンツの方向を大幅に変更しました。

  • DESIGN
    ターゲットごとにコンテンツを拡充、木の家と大工の価値を正しく伝える。

    さらに討議を通じて、気密性や断熱性など木又工務店が建てる木の家の性能が非常に優れていることもわかりました。例えば、気密性を高く担保するには材をきっちりと組み立てられる大工職人の技術が必要ですが、これができるのは細部まで気密処理を行える大工職人を育成しているからです。
    これを受け、今まで言語化できていなかった木の家の性能を訴求できるコンテンツを新たに企画しました。世代によっては「木の家は寒い」といった誤解も多いため、大工がつくる木の家の価値が正しく伝わるように、丁寧に原稿を作成しています。また、大工がどのように家を建てているのかが視覚的にも伝わりやすいように、様々な撮影スタイルを用いた写真表現を採用しました。

    ターゲットは、国土交通省の住宅市場動向調査や大阪府の地域別平均所得などから、注文住宅で木の家を建てる層を2パターン設定しました。一つは新築で初めて家を建てる30〜40代のターゲット、もう一つは古くなった住まいを建て替える60代のターゲットです。両者は家を建てる目的も住まいの要望も大きく異なることから、それぞれのターゲットごとに家づくりの流れを紹介するコンテンツを新たに作成しました。

  • 屋根の上で作業する木又工務店の大工職人の写真
  • デザインガイドラインの写真
  • EXPERIENCE
    50年の歩みを物語のように表現。
    木又工務店らしい
    プロフェッショナルさを訴求。

    木の家づくりにこだわる大工職人のかっこよさにフォーカスし、現場で撮影した写真と取材を通じて考案したキャッチコピーで、キービジュアルをつくりました。工務店所有の作業場や職人の撮影はロケハン実施の上で行い、棟上式の様子もドローンで俯瞰撮影しています。
    パララックスを挟みながら横方向にスライドするトップページは、木又工務店がこれまでどのような思いで、どんな家づくりに携わりながら50年の道のりを歩んできたか、物語のように表現する意図があります。
    サイト全体のカラーリングは、材木のウッドカラー〜ブラックを基調とし、木又工務店のロゴカラーを組み合わせたもの。木の持つあたたかみや安心感を表現しつつも、大工のプロフェッショナルさが伝わるように、過剰な装飾は避けたシンプルなデザインを目指しました。

  • RESONANCE
    良い職人を育て100年先の家づくりも担う
    誠実さを訴求し、共感を得る。

    木又工務店の家づくりは、家を建てたらおしまいではなく、建てた後も手を入れながら一生面倒を見ることを前提とした家づくりです。木又氏が受け継いだ大工技術を弟子が受け継ぐことで、100年先も安心できる住まいを目指しています。
    一生の買物である家づくりを安心しておまかせいただくために、弟子も含む大工職人数名を対象にしたインタビュー記事を作成。職人一人ひとりの思いやこだわりを伝えることで、人となりを起点に家づくりに対する誠実さを訴求し、共感を獲得します。

  • 棟上げ作業をしている木又工務店の大工職人の写真
  • 自分の大工道具の手入れをしている木又工務店の大工職人の写真
  • 自社でストックしている材木の水分量をチェックしている棟梁の写真
  • 木又工務店の大工職人と設計士の集合写真
Producer / Creative Director
井上 大輔
Art Director
加藤 元太朗
Director
大島 伊都子
Designer
加藤 元太朗・大島 伊都子
Illustrator
加藤 元太朗
Photographer / Retoucher
羽田 幸平・鹿島 祐樹
Copywriter
株式会社ワードワーク
Cording
株式会社CREATEONE