ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング

SHOWCASE 送迎業務をもっとらくに。
これからの福祉介護における“あたりまえ”を伝え、
やさしくゆとりある社会への歩みを進めるリブランディング。

ダイハツ工業株式会社
「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング

ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
Client
ダイハツ工業株式会社
Category
福祉介護/MaaS
Experience
ブランド再定義/ターゲット規定/トーン&マナー規定/ガイドライン規定/ロゴ開発
コピーライティング/撮影/イラスト制作/リーフレット制作/WEB制作/動画制作/記事制作
  • CRITICAL CREATIVE & INSIGHT
    超高齢化社会の到来。
    変容する送迎領域のアンメットニーズとサービスのあり方。

    「らくぴた送迎」とは、通所介護施設をはじめ、送迎業務を担うさまざまな団体において、各送迎シーンで業務を支援し、送迎計画担当者、ドライバー、管理者、そして利用者様とそのご家族が安心して利用できる送迎を実現する、ダイハツ工業株式会社が提供する福祉介護MaaSです。
    サービス開始から7年が経過した現在(2025年)、日本は超高齢化社会に突入し、介護人材の担い手不足はより深刻な社会課題となっています。これに伴い、送迎領域においても、地域全体や複数施設間での共同送迎・通し送迎といった新たな取り組みへのニーズが高まりつつありました。

    「らくぴた送迎」はこの変化を業界の転換点と捉え、より高度で柔軟な運用を実現するサービスへとリニューアル。当社は、長年にわたり福祉介護現場の声に真摯に向き合ってきたからこそ生まれた本サービスの価値を、確実に現場へ届けると同時に、より広く認知を広げていくためには、伝え方そのものから検討する必要があると考えました。
    そこで、クリエイティブ開発に着手する前段階として、サービスがもつ本質的な価値や包括的なステークホルダーを踏まえ、伝える内容をあらためて整理。新しい「らくぴた送迎」のあり方を丁寧に議論しました。

  • PURPOSE
    積み重ねてきた親しみと信頼を、これからにつなぐリブランディング。

    リブランディングにおいては、現在のマーケット状況を踏まえた戦略を立てるだけでなく、サービス立ち上げ当初の想いや、すでにご利用いただいている方々が抱いている親しみや信頼を、リニューアル後のサービスにも継承することが必要でした。
    そこで、当社がこれまで担当してきた「らくぴた送迎」のクリエイティブはもちろん、競合他社のクリエイティブについても客観的な視点で改めて見直し、ビジュアルオーディットとして再評価を実施。既存のロゴタイプやカラーパレットについても、これまでの印象を引き継ぎながら、新しさと強度を兼ね備えた表現とするため、継承と進化の最適なバランスを探りました。

    さらに、今後のサービス展開や中長期的に目指すステッププランを見据えた上で、「らくぴた送迎」を中心に形成されるコミュニケーションターゲットについても議論を重ねました。同社の後発サービスである福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」との連動性も意識した上で、「らくぴた送迎」のターゲットと発信内容を明確にし、リブランディングの方向性を定めました。

  • DESIGN
    これからの福祉介護における“あたりまえ”を創る「らくぴた送迎」。

    策定した方向性をもとに作成したものが、「らくぴた送迎」のサービスストーリーです。リブランディングの軸(ブランドの想い)となり、今後のブランド活動において立ち返る指針として機能します。
    ストーリーは「らくぴた送迎」がこれからの福祉介護における“あたりまえ”になることを願い、現場で働く方々に寄り添うあたたかな表現で構成。あわせて、サービス特長である、業務効率化につながる機能的な価値もしっかりと伝えています。
    また、販促ツールなどでの活用を想定したショートバージョンに加え、ロングバージョンのストーリーも用意しました。サービス開発の背景から導入後に生まれる好影響、願う未来像をより丁寧に描いたロングバージョンは、ダイハツ内における「らくぴた送迎」の共通認識として活用されることを想定しています。
    営業ご担当者様をはじめ、立場や役割を問わずサービスに関わる方々が同じ前提で語れる状態をつくることで、社外発信の質を高めるとともに、社内の意思統一やサービスに関わることへの前向きな姿勢の醸成にもつながるなど、社内にも好影響が生まれることを意識して設計しています。

    ストーリーで言語化された想いを各種クリエイティブへ展開する中で、今回新たに開発したシンボルマークは、車を形どった1本の流れる線で構成されており、福祉介護施設の職員と利用者様、業務と業務がつながる様子を表現しています。
    従来のサービスにおいて親しみやすさが支持されてきたオレンジ色は、時代に合わせて色合いを調整しつつ、プライマリーカラーとして継承しました。現場に寄り添う温もりを感じさせるトーンとすることで、「らくぴた送迎」らしさを視覚的に伝えています。
    そして、サービスストーリーで描いた「福祉介護に関わるすべての方にやさしくゆとりある社会」を視覚的に表現する存在としてキービジュアルを開発。イラストはシンプルで親しみやすいタッチで温かさを伝えると同時に、主線を持たせることで、同社後発サービス「ゴイッショ」のイラストとの親和性を確保。両サービスのつながりを感じさせながら、「らくぴた送迎」らしさも表現しています。
    さらに、クリエイティブの開発過程で生まれた想いや意図、具体的な使用ルールはガイドラインとして整理しました。誰でも迷わず運用・管理できる状態を整えることで、ブランドが再現性を持って自走できる環境を構築しています。

  • ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
  • ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
  • EXPERIENCE
    「らくぴた送迎」が目指す世界観を表現し、
    機能の価値が直感的に伝わるクリエイティブを開発。

    開発したロゴやカラーなどのブランド要素は、実際に運用される「らくぴた送迎」システムのフロントエンド表現に落とし込み、UIを起点としたブランド体験として設計。実利用者となる施設職員の方々にもシステムを通じてサービスに込めた想いが自然と伝わる設計としました。
    また、リブランディングにあわせて、WEBサイト、サービス紹介動画、リーフレットも刷新しました。デジタルツールに不慣れな方であっても「現場で働く方々の業務効率化・負荷低減につながる」というサービスの機能的な価値が伝わるよう、ツールの特性に応じた情報整理とクリエイティブ表現を設計しています。

    今回のサービスリニューアルにおける重要な訴求ポイントは、送迎現場におけるニーズの高まりを背景に、通し送迎・共同送迎が実現した点です。インタビューを通じて伺った導入施設のみなさまの生の声を、記事や映像として紹介するとともに、キービジュアルのイラストを活用し、静止画では図解として、動画ではアニメーションとして表現しました。より高度で柔軟な送迎を実現する機能から生まれる価値が、直感的かつわかりやすく伝わるよう工夫しています。

  • ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
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  • ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
  • RESONANCE
    福祉介護現場がらくになる未来へ。

    「らくぴた送迎」が送迎業務を通じて目指す、福祉介護に関わるすべての方にやさしくゆとりある社会。その実現には、サービスの価値がより多くの方に伝わり、共感の輪が広がっていくことが欠かせません。
    各施設へのインタビュー記事では、「らくぴた送迎」導入のきっかけとなった現場のリアルな課題から、導入後に生まれた具体的な変化、さらには各施設が思い描くこれからの明るい展望を語っていただいています。
    福祉介護業界の送迎領域を牽引するサービスとして、本プロジェクトを起点に社会の変化と向き合いながら共感を生み出し、福祉介護現場がよりらくになる未来に向けた共創を、社会全体へと広げていくことを目指します。

  • ダイハツ工業株式会社「福祉介護・運行管理システム らくぴた送迎」リブランディング
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Producer
井上 大輔
Head of Project
藤巻 功
Project Leader
西井 出
Branding Planner
佐藤 裕紀乃
Designer
松井 啓恵
Communication Designer
納 花乃香
Photographer・Videographer・Retoucher
鹿島 祐樹・江戸 明弘
Illustrator・Video Editor
三橋 元子