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2026/01/26

【成安造形大学 キャリアデザイン講義】「アンテナを広げる」から、未来の自分が見えてくる

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2025年10月20日(月)、成安造形大学にて、2年生を対象とした講義「キャリアデザイン演習A」を担当しました。100分の講義を2回にわたって行い、合計約120名の学生にご参加いただきました。
講義を担当したのは、COO兼CBOの藤巻、そして入社2年目の佐藤・真田の3名です。
クリエイティブと社会のつながりを起点に、「自分の関心が向く方向を確かめながら、今後の意識と行動の幅を広げるきっかけ」を考える内容として設計しました。

大学2年生にキャリアデザインを届ける上で考えたこと

現代は、技術、文化、価値観、働き方など、あらゆる領域で変化が加速しています。
そのような中で、大学2年生が将来像を明確に描くことはとても難しいことではないでしょうか。しかし、この時期だからこそできることがあります。それは、関心・好奇心・日常の気づきを少しずつ積み重ね、未来の選択肢を広げる準備をすることです。
そこで今回の講義では、

  • 世の中の変化に触れる
  • 自分のアンテナが反応するポイントを知る
  • その理由を自分で考え、言葉にする
  • 他者と共有し、視点を広げる

この一連の流れを体験として持ち帰ってもらうことをゴールにしました。知識を一方向で受け取るのではなく、一人ひとりが自分の感覚を起点に学びが進む構造にすることを大切にしました。

講義の流れ

講義ではまず、佐藤・真田が入社2年目としてのリアルな実務紹介を行い、どのような案件に日々向き合っているかを共有しました。続いて「最近ビビッときたコト・モノ・情報」を取り上げ、日常の気づきが仕事のアンテナにつながっていくプロセスを紹介しました。

その後は、社会とクリエイティブの関係性について解説し、クリエイティブが価値転換や課題解決にどのように作用しているかを、国内外の事例を交えて整理しました。

次に、学生の皆さんに具体的なワークに取り組んでいただく時間です。個人ワークでは、事前に共有したニュースサイトを参考に、「ハッとしたクリエイティブなトピック」を一人ひとつ選ぶところからスタート。記事の概要と「なぜ心が動いたのか」を整理したうえで、その背景にある課題や社会的インパクトについて考察しました。

最後はグループワークの時間です。選んだ記事の内容だけでなく、「どこに惹かれたのか」という感覚の違いをグループで共有し、学生同士の対話が一気に広がりました。

ワークショップに取り組む様子

講義全体のキーワードは「アンテナ」です。ニュースやトレンドをただ知るのではなく、「なぜ自分はそこに引っかかるのか」という感覚に向き合うことを大切にしました。
学生は、個人ワークで事前に共有したニュースサイトを参考に、興味を引いたトピックを一つ選び、

  • 記事タイトル
  • 概要
  • なぜ関心が向いたのか

を整理しました。最初は手が止まる学生も少しいましたが、読み進めるにつれ、徐々に自分の感覚をつかみはじめる様子が見られました。

続くグループ共有では、同じ記事を読んでいても着眼点が異なることが浮き彫りになり、「その視点はなかった」という声があちこちで生まれました。教室の空気が一気に明るくなり、付箋やメモが増えていくほどに、学生同士の視点が交差し、広がっていく様子が見えました。
さらに、背景・社会的インパクトまで深掘りした分析パートでは、模造紙に貼られた付箋がどんどん増え、思考の厚みが可視化されていきました。

単なる情報共有にとどまらず、自分の興味がどこに向いているのか、そしてそれが社会とどうつながるのかを探る時間になっていたと感じます。

これから先へ:アンテナを使っていくということ

講義の最後には、改めて「アンテナをどう使っていくか」という問いを大切にしました。アンテナを広げることは特別な能力ではありません。日常の小さな行動の積み重ねの中で誰でも鍛えることができます。
例えば、

  • ニュースを「自分ならどう思うか」で読んでみる
  • 気になった理由を一言だけでもメモに残す
  • 小さな興味を行動に変えてみる

こういった些細な積み重ねが、未来の選択肢を広げ、自分の強みの源泉になっていきます。今回の講義が、その最初の一歩となり、未来の自分につながるヒントになっていれば嬉しく思います。

最後に

私たちは「未来のためにできることをやる」をパーパスに掲げるブランディング・クリエイティブカンパニーです。
日々、コミュニケーションを丁寧にすくい上げ、その背景にある思いや価値をカタチにし、人々の共感が連鎖していくうねりを生み出すことを大切にしています。誰かの気づきや行動が社会の小さな変化につながっていく循環をデザインすることが、私たちのクリエイティブの根底にあります。

私たちのこうした考え方を学生の皆さんと共有できたことは、私たちにとっても、貴重な時間でした。
成安造形大学の学生の皆さん、そして関係各位に心より感謝いたします。
講義の中で芽生えた「自分のアンテナを広げてみよう」という小さな気づきが、これからの学びや進路選択への確かなヒントとなり、視野を広げる助けになっていれば幸いです。

ライター紹介

真田幸奈
エンビジョンコミュニケーションプランナー

宮崎県出身。大学ではジェンダーとセクシュアリティについて専攻し、2024年に新卒入社。物事を熟考し、文字に起こすことを得意としている。自分の考えや思いをenvisionのクリエイティブに乗せて発信することで、多様性を認め合える世の中になることを目指す。