TEAMメンバー紹介

Representative Director 井上 大輔 INOUE DAISUKE

Representative Director井上 大輔INOUE DAISUKE

私たちは前身となるクリエイティブプロダクションからスピンアウトし6年が経ちました。VUCA時代という言葉がありますが、まさにその言葉を体現しているような期間であったと感じています。
モノや情報、サービスが溢れ豊かにみえるこの社会に蔓延する閉塞感。なぜ人々は未来に希望を見いだせないのか。コロナ禍という特異な状況が生み出した産物なのか、過去からの積み上げなのか。そうした日々は私たちにとって、社会に存在する企業として存在理由を自問自答するいいきっかけになったと言えます。

多様性が求められるこの時代、「仕事」という言葉でさえ単純ではないと考えます。私はワーク・ライフ・バランスという言葉が好きではありません。ワーク・ライフ・バランスというと、仕事は仕事、プライベートはプライベート、と区切っているような感覚を持ちますが、仮に1日に8時間の仕事をし、8時間の睡眠を取ったとしましょう、仕事をしている時間は起きている時間の半分を消費します。つまり人生の半分が仕事をしている時間とも言えるので、ワーク・ライフ・バランスというような言葉で区切りをつけて考えるより、仕事をしている時間含めて人生すべてが豊かになる方がいいと思っています。

プラダを着た悪魔という映画の中で、若者がレストランで「To jobs that pay the rent.(家賃を払うための仕事に)」といって乾杯をしていました。もちろん生活のための仕事は大切だと思いますが、この社会において若者が貴重な人生の時間をそのように感じてしまうことは残念でなりません。映画でもそのセリフの前段に「お金のための仕事はつまらない」という皮肉が混じっていました。

豊かな時代の閉塞感を打ち破り、「To jobs that pay the rent.」ではない行動をすることが私たちの世代の責任だと感じています。その責任ある行動で社会を前進させることが必要です。では、そうした時間をどのように過ごすか、という問いに対して出した答えがenvisionの「未来のためにできることをやる。」というパーパスです。

一見具体性のないキーワードのようにも感じるかもしれませんが、クリエイティブ領域でできる様々なことにチャレンジしていくという意思であり、「ポジティブなビジョンを描く未来志向と価値観や行動に多様性をもたらす創造力で無邪気に、かつ着実に、イマを変えていく。」というミッションと組み合わせることで私たちの心意気になります。

私たちenvisionは、パートナーの課題にenvisionの考えを交えてコミュニケーションやクリエイティブを展開するパートナー事業領域と、社会課題に私たちのクリエイティブで向き合い自己資本で事業展開するオウンド事業領域、さらにその2領域を交えたジョイント事業をサービスとしています。

まだまだアーリー段階のenvisionではありますが、envisionの事業を通じ、私たちと同意のパーパスが広がることで、この世界が幸福度の高い豊かな社会になると信じています。